2017年09月14日

にゃんたの生活記録 その4

2008年2月17日のにゃんたとさら。
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にゃんた9歳、さら8歳。

きのうから何か、あまり寂しくないし、さらもこの2日間ずっと私につきっきりだったのがすっかり落ち着いているし、家の中が空っぽな感じがしなくなったので、きっとにゃんたが帰ってきているのだと思う。
ゆうべは椅子の横で「ん」って鳴く声が聞こえた。
膝に乗りたいとき、椅子を踏み台に窓際へ行きたいとき、にゃんたはいつも椅子の横に座って口を閉じたまま、「ん」って短く鳴いてた。
ちょっとだけアピールして、気づかれなかったら諦める。そんな子だったので、数少ないアピールを聞き逃さないようにいつも気をつけてました。

当初は呼べば返事をしたし、おとなしいながら自己主張もしてたと思うけど、いつからそんな感じになったのかな。
さらが来てからかな。
さらは自己主張の激しい子で、「さら」じゃなくても「腹」でも「鯖」でも似た感じの呼び方には全部返事をして飛んでくる。そのうち「にゃんた」って呼んでも「ニャアアアーー!」って言いながら飛んでくる。にゃんたを押しのけてでも。
そんな数か月を経て、にゃんたは呼んでも返事しない子になりました。ただ黙って顔をこっちへ向けるだけ。
隙を見てステルス行動するのがうまくて、クローゼットを開けた隙にスルリ、天井近くの棚に登れるルートをみつけてチョロリ、そうして隙間におちついて返事をしないので、出かける前の所在確認ができなくて必死に探し回ったりしたことがよくあったなあ。
にゃんたは見つけてもらうことでなにかを確かめていたのかな。

同じく、2008年2月25日のにゃんた。
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■真緑の嘔吐

8/27 朝、NOうんこ。
昼 2080g。+150cc輸液
ごはんは一倍のキドナを前日と同じように7gずつ。特に変わったこともなく、小康状態と見ていた。
おしっこは普通に出るし、家の中のパトロールもするし、まあほとんど寝ているけども…
異変は次の日にやってきた。

8/28 NOうんこ。
投薬は胃薬を朝晩の食前に与え、30分後に他の薬とキドナ。レンジアレンは他の薬をなにも飲まないお昼に。調子が良ければ夜中にもう一度ご飯。みたいな感じで投薬と給餌はしていました。
このときはまず、胃薬のみ投薬。するとしばらく後にグレーの液状の嘔吐をする。
この灰色の液状の嘔吐というのはよくあるので、「ああ、吐いたな」くらいにしか思っておらず、じゃあ胃薬も出ちゃったかな? とりあえず、ごはんはやめておいて吐いて脱水したから輸液だけしようと思い、体重を測る。
2050g。200cc輸液。

昼前。絵の具のような鮮やかな緑色のものを吐く。
ほんとうに真緑で、■■■■■このくらい緑。
まず心配したことは、「葉っぱ食べたか!?」だった。しばらく前にベンジャミンの鉢植えを買ったのを、少し高いところに置いてあったのだが、座卓くらいのところなのでいまのにゃんたでも頑張れば登れる高さ。
でも、真緑の吐しゃ物に葉っぱらしきものはない。ベンジャミンにも食われたような跡もなく、これまでに興味を示したこともない。そもそも自力でご飯を食べなくなり水も飲まなくなったにゃんたが、そんなものを進んで口に入れるようには思えない。
とりあえずベンジャミンが有害かどうか調べて、たぶん大丈夫、この線は忘れる。

でも担当医がいる日だし、病院には行く。布の上に吐いたので緑色のものはほとんどしみこんでしまったけど、色がわかるようにティッシュでこそげ取って持っていった。
ビビリまくった私のいる情報いらん情報うんうんと聞いて「おそらく胆汁でしょう」
胆汁とは何でどういうものでどうであるとヤバくてその場合どんな現象がおきてそしてなぜ今はおそらく大丈夫と思えるのか事細かに説明してくれました。
胆汁か…。胆汁ってあんなものすごい色になることもあるんだ。
輸液の量、吸収されていれば朝晩200ccずつを目安にすることを相談して帰る。

昼過ぎにキドナ+薬(ステロイド&下痢止め)7g。まだ脱水ぎみなので、夕方150cc輸液。
なぜかわからないけど、しゃっくりみたいな感じでビクッとする…というのを繰り返している。
そういえば、この生活に入るまえ、にゃんたはよく小さく「ピクッ」ってしてた。先生に言ったら、老猫によくある神経症状かもねというだけで、それだけではなんとも診断できないと。そらそうだよな。
でもこの生活に入ってから、その小さい「ピクッ」っていうのは見なくなった。
夕方と夜、キドナ+薬を各7g。計21g。体重は2250gあったけど、夕方入れた150ccはなくなってたしおしっこはたくさん出るので150cc輸液。

8/29 朝 NOうんこ。くしゃみした? 鼻が汚れている。このころから鼻水が出るようになる。
2140g、200cc輸液。
栄養とってほしく、朝昼と18時にキドナ6+カケシア1の計7gを給餌。
夜の体重は2160gで200cc輸液。
23時、上記と同じ7gを給餌すると直後に全部吐く。給餌している間、ちょっと気持ち悪いのか口を何度もくちゃくちゃさせていた。遅い時間に多すぎたのかな。

※給餌後の嘔吐については、本当に食べられない(うけつけない)場合は食べた直後に吐くそうです。
でもにゃんたの場合は、さいごまで、食べた直後に吐くことはほとんどなく、2〜3時間後とかある程度たってからでした。
直後に吐くことさえなければ少しずつでも消化吸収するので、いろいろ調整しながら給餌は続けた。
いつまで給餌するのか、チューブ給餌では判断はとても難しいと思います。私も、自分のしたことがこれでよかったかどうかはわからない。でもきっと、正解なんてだれにもわからない。私が頭がすりきれるほど考えて最善と思ってしたことを、にゃんたが受け入れてくれたという、ただそれだけの事なんだろうと今は思っています。

8/30 朝 2040g+200cc輸液。NOうんこ。
この日はにゃんたは元気がなく、動き回ることもなく、一日ぐったりと寝ていた。
朝昼夜でキドナと薬のみを6+7+7g。
夜、2100g+200cc。
昨日と同じく23時過ぎに、昨日の反省をもとに4gだけ。しかしこれも直後に全部吐く。
チューブを通すのが早すぎてカテーテルの出口で刺激になっているのかな? もっとゆっくり入れてみようか。それとも、昨日今日と、にゃんたがもうペッタリもちのように平たくなってしまう時間なので、逆流をふせぐために抱っこしたのが刺激になっていけなかったのか。安静第一なのか。
それとももう夜遅い時間は消化機能が落ちちゃっているのかな。
いろいろ考えて、深夜の給餌を控えてみることに。

■膵炎併発 

8/31 NOうんこ。朝2150g+200cc。ご飯は朝キドナ8g。
木曜日なのでホルモン注射の日。そして、嘔吐が続いていることを言うと、ちょうどいいので血液検査をしてみましょうということになった。
疑わしいのは腎不全の進行、肝臓、そして膵臓。

検査結果
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まず、貧血が進んでいる。これについては前回8/23の検査でHCTが17.2%まで上がって結果が出ていたので、ホルモンが効かないということはない。嘔吐が続いて輸液量を増やしたことで血が薄まったか、赤血球の破壊スピードが速いのか。ともかく造血ホルモンを打たないという選択肢は無し。
「ホルモン注射の頻度を増やしたら効果があがりますかね?」
「いや、頻度はこれは週一回でいい注射なので、増やすとすれば量ですね。高価ですが…」
ぶっちゃけ、高価だろうがなんだろうが構わない。この子は腎不全がわかるまで軽く16年、医療費なんかワクチンくらいしか掛かっていないんだ。その16年分をいま全部かけたっていい、倍かけたっていい。にゃんたが楽にすごせるならそれでいい。
今回はもう打ってしまったし、しみる注射を二度はかわいそうなので、次回倍量にしてみることに。

そしてこの検査だけでははっきり言えないが、膵炎の可能性があるということ。
まず肝臓は問題ない。ちょっとはっきりすべては覚えてないですが、膵炎については、まず血糖値が上がっている、それからTRIG(血中脂肪)が検出限界を超えて振り切っている、コレステロールも高い。
にゃんたは甘いものなどは与えておらず、キドナ強制給餌のみなので糖尿の可能性は考えられず、この結果からは膵炎が考えられる。
でも確定検査は外注で、猫膵リパーゼともう一つ(PLIとSAA)を測定しないとわからない。
治療としては、膵炎は自己治癒を待つしかないが、たんぱく分解酵素阻害剤(抗自己消化)とステロイド(抗炎症)で急激な症状の波を押さえることはできる…というような感じでした。
にゃんたが少しでも楽にすごせるために、打つ手があるなら何でもします。というわけで外注検査を出してもらう。
すぐできる対処として、ステロイドも朝夕の二回にすることに。

給餌昼6g、夜キドナ+カケシア7g。深夜は無し。夜2150g+200cc輸液。
あと鼻水がね…波があるけどちょっとひどくて、鼻をふさいでしまうことがある。黄色っぽいどろっとした鼻水で、膿みたいな匂いがする。
チューブ入れるより前に鼻水があったときにもらったゲンタマイシンの点眼薬がまだあるので、点眼・点鼻。でも、よくなるときとだめなときがある。
何度も吐いてるせいで炎症が起きてるのかもしれないし、もしかして、チューブの重さでチューブがひっぱられて鼻の中に刺激になってしまってるのかな。帽子的なものでチューブの端の重たいチップを頭の上に固定できれば、チューブが引っ張られることもないしいいんじゃないの?
帽子的なものがあれば、にゃんたにはすごく負担に見えるカラーも外してあげられるし…ネット包帯みたいなものがなかったかな。

結論としてネット包帯はなかった。でも、ネット包帯にやたらよく似た生地のはぎれはなぜかあったので、試作。
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右の耳の横にチョロっと出てるのがシリンジ挿すチップ。
このはぎれでは固定力がゼロなのですぐは外してあげられないけど、もっと伸縮する生地で作ればOKかな。

そして翌日9/1、さらの月次検査のために病院にいくと結果がでていました。
膵炎でした。この話は次回。

その5へ続く
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